


「作れるものは何でも作る!」というチャレンジ精神を大切に、創業時より志高く
切削加工・機械加工・NC旋盤加工という、精密金属加工分野で貢献しております、
千葉県野田市の宇田川工業です!
創業時に比べて、精度高い部品を求められることが非常に多くなったなと感じます。
それはその精度が、製品の性能に影響を与える場合が多いことが挙げられます。
特に複数の部品から構成される製品においては、部品同士が正確にフィットして
動作することが非常に重要となります。
もし部品同士が正確にフィットしなかった場合、以下のようなデメリットが
起こってしまいます。
部品同士が適切ではなかった場合、組み立てた機械や装置がスムーズに
動かなくなってしまいます。
例えば、ギアや歯車の歯の部分が微妙にずれていると、スムーズな回転が得られず
動作がスムーズでなくなったり、突然止まったりすることがあります。
精度が低いと目的の動作を実現できないケースが増え、場合によっては製品の信頼性を
低下させる恐れがあります。
摩擦や圧力が、特定の部分に過集中する場合もあります。
接合部分に隙間やズレがあると、その部分で無駄な摩擦が発生し
摩耗が加速してしまいます。
摩耗が進むと部品の寿命が縮まり、他の部品にも悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
故障や損傷を、引き起こす原因になってしまうのです。
機械や装置の動きが効率的でなくなり、エネルギーを無駄に消費してしまいます。
隙間があることで、エネルギーが一部無駄に逃げてしまったり
機構が無理に動こうとして、エネルギーを余分に使ったりすることがあります。
これにより運転コストが上がるだけでなく、環境への負荷も増える可能性があります。
精密機械や装置で部品がフィットしない場合、最も危険なのは安全性に関わるリスクです。
航空機や自動車などの、重要な機械部品が正確に組み合わされていない場合
事故や故障を引き起こす可能性があります。
特に過酷な条件下で動作する機械は、このような誤差が命に関わるような事態を
招くことがあります。
精密機器や医療機器、航空宇宙産業では、ほんの小さなズレでも重大な問題に
つながりかねません。
部品同士が合わない場合、組み立ての際に無理に力を加えることが必要になり
それが別の問題を、引き起こすこともあります。
過剰な力を加えて部品を組み込むと、部品自体が歪んでしまったり破損してしまうことも
あります。
また誤った方法で組み立ててしまうと、最終的に部品同士のフィットが
改善されることはなく、機械が壊れる原因になります。
最初は問題なく動作していたとしても、部品が完全にフィットしていない場合は
その後の運用やメンテナンスで手間がかかり、追加のコストが発生することが多いです。
さらに不良品が発生する可能性が高く、品質管理や修理のために時間とリソースを
追加で投入することになり、最終的にコストがかさむことになります。
このようなことがないよう、私たちが担当する機械や部品は自信を持って
ご提供できるよう日々努めております。
どんな精密機械の部品作りも均等に高精度を求めておりますが、命に関わるものまで
加工しているという責任の重さも感じながら、日々集中して取り組んでいます。
ただし、責任の重さだけを感じているわけでもありません。
分かりやすい例ですと、医療機器は私たちも携わることで誰かの元気を
与えるものでもあります。
航空宇宙産業は、未知のことに出会えるかもしれないという可能性に満ちていて
携わっている私たちもワクワクしてしまいます。
このように、精密部品を作った先の喜びなどをイメージして
心を込めて製造しています。
ぜひこれからも、あらゆる分野での技術革新に一緒に取り組んでいけたらと思っております。
次回は、部品同士が正確にフィットした場合のメリットについてご紹介したいと思います。
精密金属加工でお困りのことがございましたら、宇田川工業にご相談ください!

